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学生時代の家庭教師経験がベンチャー経営の糧に

先月末に、弊社の事業パートナーのトップのかたが愛用されている田園調布の小粋で美味しく家庭的なレストランに連れて行っていただきました。その素晴らしさは、機会があれば別途アップしますが、きょうは、「田園調布」という場所で思い出したエピソードをお話しします。

学生時代は家庭教師に精を出しましたが、その中の、田園調布に住む心優しい高校生のボクちゃんを教えた時のことでした。 今思うと、非常に貴重な経験でしたが、「この子は何でこの問題が分からないんだろう?」という理由、背景の推察に非常に苦労しました。というのも、例えば、一律に英語ができないとか、数学が解けない、というのではなく、大きな波があり、難問をささっと正解しちゃうこともあれば、易しい「ごほうび」問題を間違っちゃったりするんですね。

2年間くらい教えていて達した結論は、詰まるところ「気」の問題で、彼が興味を持ってちゃんと学んだところには強く、気が乗らずに左から右に素通りしちゃったところは、数学でいえば、定理も存在すら記憶にとどめずに飛ばしちゃうんですね。なので、彼が気が入らない個所を重点的に面白く分かりやすく教えることに腐心しました。

この経験、今の仕事で役立ってます。人間という摩訶不思議な生き物を対象に本人確認というビジネスをしているので、上記のボクちゃん時と同様に、「ここまでこうなら、こうなるはずだ」というロジックが通じないことに遭遇します。問題解決のKT法などでは解けない、ハイタッチなアナログの世界。。。でも それゆえ挑戦のし甲斐があります。東京のオフィスにノホホンと座ってちゃ解決できないんです。世界の現場を速やかに観察し対応する「機動性」「行動力」が成功の鍵になります。

そこに、弱小でも、弊社の存在価値があると思ってます。

*写真は先月、香港で開催した展示会の一齣

2014年04月14日

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