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指静脈認証について

どうして指静脈で認証ができるのですか?

指の静脈は個々人で異なります。もちろん双子でも指静脈の形は異なっています。さらに、個々人の左右の手と10指(親指、人差し指、中指、薬指、小指)も、指内部に形成された静脈の形が各々違い、法則性がありません。指静脈認証はこの違いを利用しています。

子供でも使えるのですか?

一般的に小学校高学年ぐらいから指の静脈が安定し、認証に必要な情報量に達すると考えられています。弊社製品では小学校高学年前のお子様でも、登録ができれば使用可能と考えておりますが、成長に従い認証しづらくなる場合があります。その場合は再登録をして引き続きお使いいただけます。

高齢の方や血流の悪い方などで影響が出ることはありますか?

対象者の方が、血管や血流に影響する疾病を持っていなければ、特に影響はありません。

使用できない指はありますか?

親指は太く皮が厚いので光を通しにくく、静脈を撮像できない場合があります。 また装置の構造上、親指は置きづらく安定した撮像がしにくいと考えます。 従いまして、弊社では親指の使用は推奨しておりません。
また、人によっては特定の指で静脈のパターンが少なく、認証が通りづらいことがあります。 その場合は他の指を使って、登録・認証するようにしてください。

指のどのあたりが認証に使用されるのですか?

指の第一関節と第二関節の間の「腹」側 (爪の反対側) を使います。 腹側は静脈が集まっており、認証に適しています。 指の「側」面、指の「背」面 (爪のある方) 側は静脈が少ないため、認証に適しておりません。

指に傷があっても使用できるのですか?

小さな傷であれば認証が可能ですが、傷の大きさによっては認証しづらくなる場合もあります。 大きな傷の場合、静脈と誤認識されることがあり、認証が失敗する可能性が高くなります。 認証しづらい場合は、治癒するまで、別の指で登録/認証をお願いします。 また、大きな傷は治癒しても傷跡が残り認証が通りづらくなることがあります。 その際は、再登録をしてお使いください。

手袋や指輪などしたまま使用できるのですか?

手袋をしての認証はできません。 多くの場合撮像光を遮断したり、指を圧迫して血流に影響を与えてしまうからです。 透明なビニール手袋では実際に認証が通ることが多いのですが、透明の度合いや素材の種類、厚さによって認証の通りやすさが変わりますので、弊社では保証しておりません。
また、指輪をされている指を認証にご使用するのも、指を圧迫し血流に影響を与えるケースがあるため、推奨しておりません。 指輪の種類によっては、撮像の範囲の中に入ってきて認証確度を落としてしまう可能性もあります。 手袋や指輪と同じ理由で、傷を覆う絆創膏を巻いた指も認証ができません。

手が汚れていても大丈夫ですか?

認証は登録をしたときに記録された静脈のパターンと認証に使用した静脈パターンを比較して行います。 したがって、認証の際は登録したときの指の状態に出来るだけ近づけていただく必要があります。 例えば、認証のとき手が汚れている場合は、汚れを落とした後に指を置いていただく必要があります。 また、油性ペンなどで指にペイントがされたままでは、認証できない場合があります。

ハンドクリームや日焼け止めの影響はありますか?

手の保湿や荒れ防止のハンドクリームなどは認証に影響を与えませんが、日焼け止めなどの光を反射する材料を含んだクリームを使用している場合は、認証しづらくなる可能性があります。

肌が荒れていても大丈夫ですか?

通常、指の皮膚の荒れ、発疹、ひび割れなどは認証には影響ありませんが、認証しづらいなどの影響が出るような場合、別の指を登録してご使用ください。 日焼けは、認証には影響ありません。

体温の変化は影響しますか?

指や体が冷たい状態で認証をおこなった場合、血管が収縮して登録時の静脈パターンと違ってしまい認証がしづらくなる事があります。 指や体を温めてから、認証を行ってください。 逆に風呂上りや運動の後は血管が拡張し、登録時より多くの血管が撮像されて認証しにくい場合があります。 この場合は時間を置いて、体が通常の温度になってからご使用ください。

認証がうまく行かない場合、どのような原因が考えられますか?

指を機器に強く押し付けてしまうことによって血流が阻害されて、エラーの原因になるという例が多くあります。 うまく行かないとかえって強く押し付けてしまいがちですが、機器に軽く触れる程度に指を乗せるのがもっとも確実です。
また、一般的に登録時と認証時の指の状態の差異が大きくなればなるほど、認証の失敗率が高くなりますので、その点も併せてご確認ください。
次の事項に留意して登録を行っていただくと、その後の運用が円滑に進みます:

  • 登録する指の汚れを落としておく。
  • 指を置くときに押し付けすぎず、機器に軽く触れる程度にする。

運用をスムーズに行うためのチュートリアルやガイドを公開しておりますので、併せてご利用ください。

静脈認証で安全・便利な社会を実現