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[天貝ブログ] 多機能と単機能

この「多機能vs単機能」も、ある意味では、ここ2回お話ししてきたトレードオフのたぐいかもしれません。

例えば、スマホ。

今やかなり多くのかたがたが、「スマホが無ければいけない!」と感じるくらい、何でもかんでも、スマホにアプリを入れていますね。

これにより、スマホが順調に動いていて手元にある間は、非常に便利で、スマホだけあれば、世界中どこに行っても大丈夫だ!と思えたりします。

ところが、スマホの調子が悪くなったり、電池が無くなったり、どこかに置き忘れたり盗まれたりすると、一大事。

また、アプリを入れ過ぎて、使いたいときに直ぐに希望のアプリを起動できない時も、焦ってイライラします。

一方、単機能のものは、ある「目的」のためにだけあるので、その目的を果たすときは、シンプルでいいですね。

例えば、単機能のカードなど、いちいちアプリをお越す必要ないので、かざすだけ。

しかし、「目的」がいっぱいあると、その数だけ単機能のものを持ちそろえなければならないので、これはこれで面倒くさいし、どれかを忘れてしまうかもしれません。

以上のような議論では、多機能と単機能はトレードオフと言えます。

で、この「目的」が、セキュリティ度の高いもので、他人の成りすましなど絶対困る場合は、どうでしょうか?

多機能の代表例のスマホがパスワードと共に盗まれたりした時は、その目的のアプリに固有の認証チェックがあるような多段階認証であれば、ある程度安心できますが、普段の使い勝手は悪いですね。

単機能のものの場合は、目的ははっきりしているので、単機能のものが盗まれた場合、他人では使えないようになっていることが重要です。

さて、振り返って、今の自分を取り囲んでいる状況を観ると、自然災害や多国間安全保障のリスクが高まっており、そんな中では、自分にとって非常に重要な個人情報(親族、健康、資産などの情報)を、万が一の時のために物理的に持っておくことがどんどん必要になっていくのではないでしょうか?

DXやネットワークが急速に進歩しているのに対する皮肉みたいですが。。。

重要個人情報をどういう形でもっているが良いのか、我々も検討しており、適宜、ご提案していきたいと思っておりますが、皆さまも、ご自身の防災の一つとしてお考えになっていただきたいと思います。

静脈認証とは

指静脈認証は生体認証の1種で、指の静脈を読み取り、本人確認を行う技術です。

モフィリアは、正確性、速度、効率、小型軽量を高い次元で兼ね備えた認証デバイスとソフトウェア開発キットを提供して、エンドユーザー様と開発パートナー様、双方の利便性を追求した静脈認証ソリューションの提供に尽力しております。

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