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モフィリア活用法(1) 1対N認証

1対1認証と1対N認証の違い

モフィリアの認証方式には、1対1認証と1対N認証の2通りがあります。
1対1認証は、予め照合する静脈データを呼び出してから、そのデータと認証機器に置かれた指との照合になりますが、1対N認証は何も指定せずに指を認証機器に置いて、誰の指かを予め登録されているデータの中から探し出す方式です。

内部でも、1対1認証と1対N認証とは違う処理が行われます。 1対1認証は合っているか合っていないかの2通りしか答えがないのですが、1対N認証の場合は処理の途中で候補が見つかっても、全てのデータとの照合を実行します。 そのため、複数の候補が見つかることが起こり得ます。

どちらを選ぶか?

もちろん、何も指定せずに指を置くだけの1対N認証の方が便利です。 筆者自身もこの業界に入るまで、「生体認証 = 1対N認証のようなもの」と誤解していました。
ただし、1対N認証は1対1認証と比較して、比較対象が一つではないので精度が劣る、登録されている全データとの照合を行うので処理時間がかかる、などの欠点があります。

そのため、厳密な精度を必要としない処理には1対Nでも良いのですが、お金や重要なデータを扱うなどの機密性の高い処理への適用には1対1を推奨しています。 この辺りは他社さんも同じですが、お客様は始めは1対Nを検討されるケースが大半です。

モフィリアの1対N認証

モフィリアの1対N認証は、最大1対1000までという制限があります。 モフィリアの生体認証に対する基本的な考え方として、ユーザーが指を置いてから2秒以内に答えを返すべきという考えがありますので、一般的なスペックのサーバーで1対N認証を行う場合を想定して、1対1000に限定しています。

生体情報の登録は、たとえば怪我などで特定の指が使えなくなることがありますので、1ユーザーで複数の指を登録するのが一般的です。 1人2指ずつ登録すると、1対1000では最大500ユーザーまでになります。
従って、対象ユーザーが500ユーザーを超えるような場合は、照合前に何らかの手段で対象を絞っていただく必要があります。 地域、名前の頭文字、誕生月、部署名などが使われます。
ただ、そうなりますと1対1認証と同様の手間が発生しますので、このような場合には最終的に精度の優れている1対1認証に落ち着くことがあります。

では、どのような時に1対N認証を使うかというと、通常の勤怠管理や一般エリアの入退管理など、厳密な照合処理を必要としない、あるいはとにかく利便性を優先させたいようなケースです。

1対N認証こそ、生体認証の醍醐味という意見もあります。
モフィリアは将来的に1対N認証をもっと便利に、かつ高性能にするための研究開発も続けておりますので、引き続きご愛顧の程お願い致します。


本記事の著者

山田 知宏
株式会社モフィリア
シニアセールスマネージャー
マーケティング担当部長
2017年09月21日
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